メール・チャット中心で月数百件を任せるなら、まず件数帯の月額固定や従量課金を比較します。電話を含む複数の窓口をまとめたいなら、コンタクトセンターの設計・運用を扱う会社が候補です。問い合わせが少なく事務も頼みたい場合は、時間制との比較も必要になります。
本記事は株式会社wrenが運営しています。紹介する9社のうち「ゼンナゲCS」は当社のサービスです。掲載順は用途ごとの整理であり、順位ではありません。調査時点: 2026年11月。11月3日に確認した公式情報をもとに、非公開の条件は推測せず記載しています。
CS代行とは?電話代行との違いと任せられる仕事
CS代行とは、顧客からの問い合わせへの回答を、外部の会社に任せるサービスです。メール・フォーム・チャット・LINE・電話などを使い、商品や使い方の説明、配送状況の確認、返品の受付などを行います。カスタマーサクセスも「CS」と略されますが、この記事では問い合わせ対応を中心とするカスタマーサポートを扱います。
電話代行・コールセンター代行とは、名称だけでは区別できない
電話代行のなかには、用件を聞いて担当者へ伝えることを中心にしたサービスがあります。返信や処理まで任せたい場合は、その範囲を確認する必要があります。一方、コールセンター代行でも、商品説明、注文受付、変更手続きまで行う会社があります。「電話代行は受付だけ、CS代行はすべて解決」と一律には分けられません。
たとえば配送日の変更なら、用件を社内へ転送するだけなのか、注文情報を確認して変更を登録し、顧客への連絡まで終えるのかで、残る社内作業が違います。会社名やプラン名より、この違いを先に確かめてください。詳しくは電話代行とCS代行の違いで整理しています。
付随する事務と、社内に残す判断を分ける
問い合わせへの返信に加え、注文変更や請求書の再発行などを任せられる会社もあります。ただし、管理画面へのアクセス権、操作手順、承認者を決めてから依頼する仕事です。
| 業務 | 外注する内容の例 | 事前に決めること |
|---|---|---|
| 商品・サービスの案内 | 仕様や使い方をFAQに沿って回答 | 回答してよい情報と更新担当 |
| 注文・配送 | 注文情報の確認、納期連絡、変更入力 | 利用するシステムと操作権限 |
| 返品・解約 | 受付、条件の案内、処理の引き継ぎ | 例外や返金の承認者 |
| クレーム | 経緯の聞き取り、記録、社内への連絡 | 緊急時の連絡先と判断期限 |
| 取引先・加盟店対応 | 発注確認、請求書再発行、手順の案内 | 開示できる情報と付随事務の範囲 |
判断まで丸ごと渡せるとは限りません。返金額の決定や契約外の補償などは、社内に判断者を残す必要があります。問い合わせ対応代行の業務範囲も参考に、回答と処理と承認を分けて棚卸しすると、見積もりの前提が揃います。

CS代行の料金相場と、見積もりを比べる単位
当社のCS代行・オンラインアシスタント料金相場2026では、公開料金から換算した1件あたり中央値は月100件で約615円、月300件で約585円でした。調査時点は2026年10月9日で、今回の9社比較とは対象・確認日が異なります。
| 集計条件 | 1件あたり中央値 | 最小〜最大 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 月100件 | 約615円 | 300〜1,960円 | 4社・10プラン |
| 月300件 | 約585円 | 約233〜1,020円 | 4社・8プラン |
出典:株式会社wren、2026年10月9日時点の公式公開料金を税別換算。月額と超過料金を件数で割り、会社ごとの中央値を求めてから、その中央値を集計しています。料金を公開している会社に限った調査で、同一の業務範囲を比較した市場平均ではありません。税区分の記載がない料金は表示額のまま扱っています。
件数・時間・席数で、料金の計算方法が変わる
件数型は対応量、時間型は作業時間、席数型は人員の稼働枠に対して料金を支払います。少量でも1件の調査に時間がかかる場合や、電話の待機が必要な場合は、件数だけで費用の有利・不利を判断できません。
月額に含む件数+超過分。受電・再返信など、何を1件に数えるか確認。
契約時間×単価。問い合わせ以外の事務や、引き継ぎに使う時間も確認。
担当者の稼働枠を確保。営業時間、同時対応数、管理者の費用を確認。
件数帯の月額固定は、毎月の件数がある程度読めると予算を立てやすい形です。ただし、月額固定でも上限や対象業務があります。時間制は問い合わせと事務をまとめて依頼するときの比較対象ですが、即時の返信を保証する契約とは限りません。専用席は、電話の同時入電や決まった時間の待機が必要な場合に検討します。
CS外注の料金体系と見積もりの比べ方、従量課金型のサポート代行では、それぞれの契約で確認する項目を詳しく扱っています。
基本料金だけ、1件単価だけで比べない
HELP YOUの公開料金は、基本利用料と件数料金を足す形です。月100件なら126,000円+70,000円=196,000円、月300件なら126,000円+180,000円=306,000円になります。ここには電話などのオプションを含めていません。CSページに税区分の記載がないため、この記事でも税別・税込を補っていません。
同社は再返信やFAQ外の個別回答を追加料金として案内し、AIによる自動応答も1件に数えるとしています。受信した相談の数だけを見積もりに書くと、請求対象の件数とずれる可能性があります。出典:HELP YOUの料金・FAQ(2026年11月3日確認)。
見積もりでは「初期費用+月額+超過・追加費用」を並べます。社内に残る確認や承認の時間も比較に含めてください。月額が低くても毎回社員へ判断が戻る契約では、社内の負担が残ります。費用の内訳はCS代行の費用相場でも解説しています。
CS代行おすすめ9社の比較表
料金は2026年11月3日に確認した各社公式情報です。金額は公開表記のまま掲載し、税区分が分からないものは「記載なし」としました。最新の金額と契約条件は各社の見積もりで確認してください。
表を読みやすくするため、料金・課金と、チャネル・契約を分けています。掲載順はどちらも同じです。「記載なし」は確認したページで見つからなかったことを表し、対応不可や契約の縛りがないという意味ではありません。
| サービス(運営会社) | 比較する用途 | 料金の目安 | 課金単位 | 出典・確認日 |
|---|---|---|---|---|
| ゼンナゲCS(株式会社wren)【自社サービス】 | テキスト対応と付随事務 | 個別見積。初期セットアップ別 | 件数帯の月額固定 | 公式・11/3 |
| HELP YOU CS(株式会社ニット) | テキスト中心 | 基本月126,000円+件数料金。税区分記載なし | 基本料+件数帯 | 公式・11/3 |
| CS STUDIO(アディッシュ株式会社) | 件数契約・専用席を選択 | 要見積 | 件数従量/席数固定 | 公式・11/3 |
| アルティウスリンク株式会社 | 複数窓口・大規模運用 | 要見積 | 記載なし・個別確認 | 公式・11/3 |
| トランスコスモス株式会社 | 複数チャネルのセンター運用 | 要見積 | 記載なし・個別確認 | 公式・11/3 |
| 株式会社ネオキャリア | 受電・問い合わせ・関連事務 | 業務ごとの見積 | 記載なし・個別確認 | 公式・11/3 |
| スクロール360(株式会社スクロール360) | EC・通販 | 月60,000円〜(税別) | 業務量等に応じ個別確認 | 公式・11/3 |
| カスタマーサポートPlus(マーケティングアソシエーション株式会社) | 小規模から専用席まで | 月35,000円〜+初期50,000円〜。税区分記載なし | 従量/件数/席数 | 公式・11/3 |
| おてがるサポート(株式会社Kuqulu) | 少量の電話・メール | 月9,800円+590円/件、または月49,800円〜。税込・初期0円 | 基本料+従量等 | 公式・11/3 |
| サービス | チャネル/電話の扱い | 対応時間 | 付随事務 | 最低期間/終了時の引き継ぎ | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| ゼンナゲCS【自社サービス】 | メール・フォーム・LINE・サイトチャット。電話は標準外・要相談 | 平日日中。時間外は翌営業日、一次応答は相談 | 受注・納期連絡・請求・入金確認等 | 最低期間は記載なし。履歴・マニュアルを顧客の資産として残す | 公式 |
| HELP YOU CS | メール・チャット・フォーム等。電話はオプション | 平日9〜17時。休日夜間は相談 | 受注入力・納期共有等 | 最低期間・解約・持ち出しの記載なし | 公式 |
| CS STUDIO | 電話・メール・チャット・SNS。電話の料金包含は確認 | 記載なし・要相談 | FAQ整備等。事務の範囲は確認 | 最低期間・解約・持ち出しの記載なし | 公式 |
| アルティウスリンク | 電話・メール・チャット。料金包含は個別確認 | 24時間365日の運営も可能 | 注文受付・出荷処理・入力等 | 最低期間・解約・持ち出しの記載なし | 公式 |
| トランスコスモス | 電話・メール・チャット・SNS。料金包含は個別確認 | 契約する窓口ごとに確認 | 注文受付・バックオフィス支援 | 最低期間・解約・持ち出しの記載なし | 公式 |
| ネオキャリア | 電話・チャット・メール。料金包含は個別確認 | 記載なし・要相談 | 受発注窓口・データ入力等 | 最低期間・解約・持ち出しの記載なし | 公式 |
| スクロール360 | 電話・FAX・メール・チャット・LINE・Web・アプリ。料金包含は確認 | 土日夜間も対応可能 | 受注・返品交換・発送等 | 最低期間・解約・持ち出しの記載なし | 公式 |
| カスタマーサポートPlus | 従量は電話またはメール。ほかチャット・LINE等はプラン確認 | 公開プランは平日。24時間365日は別途相談 | 入力等。対象範囲を確認 | 最低期間・解約・持ち出しの記載なし | 公式 |
| おてがるサポート | 電話・メールが対象。各動作の件数に課金 | 時間帯は確認。土日祝オプションあり | プラスでCRM操作等 | 1か月単位・自動更新。解約通知と終了月は確認。録音提供なし、既存資料の権利は事業者に帰属 | 料金・規約 |
テキスト中心の運用は最初の3社、電話を含む複数窓口は次の3社から比較できます。通販の受注・物流を含める場合はスクロール360、少量の問い合わせから始める場合はカスタマーサポートPlusとおてがるサポートの料金条件も見てください。これは用途別の整理で、費用や品質の順位ではありません。
タイプ別に見る9社の特徴と確認したい条件
ゼンナゲCS(株式会社wren)【自社サービス】
メール・フォーム・LINE公式アカウント・サイトチャットの問い合わせと、受注処理や請求・入金確認などの事務を引き受けます。月300件まで、800件まで、2,000件までの件数帯で契約し、金額は個別見積です。初期セットアップは月額と別料金で、電話は標準対象外です。
運用は複数名で担当します。対応ルールに沿って割り振り、所定時間内に着手がなければ別の担当者へエスカレーションします。操作するシステムや事務の範囲、返金の最終承認など顧客企業に残す判断は、開始前に決めます。
対応ルール・マニュアル・作成した仕組みは顧客へ渡し、違約金なしで持ち出せる方針です。時間外は翌営業日の対応を基本とし、必要に応じた一次応答も相談できます。最低契約期間は非掲載。終了の申し出期限やデータの受け渡し形式は、契約時の確認事項です。
出典:ゼンナゲCSのサービス内容(2026年11月3日確認)。当社への相談はゼンナゲCSの相談フォームから受け付けています。
画像を拡大(別タブ)HELP YOU カスタマーサポート(株式会社ニット)
基本利用料に件数料金を加える仕組みです。月126,000円に、50件まで35,000円、100件まで70,000円などが加算されます。CSページでは税区分と最低契約期間を公表していません。
メール・チャット・フォーム等が中心で、電話はオプション。平日9〜17時を基本とし、休日・夜間は個別相談です。FAQに沿う対応と個別判断を要する対応を分け、受注入力や納期の共有も案内しています。これらの事務が依頼するプランに含まれるかは、業務範囲とともに確かめます。
料金を読む際は、AI自動応答も1件に数える点に注意してください。再返信やFAQ外の個別回答にも追加料金があるため、受信した相談の数だけでは月額を計算できません。自社の問い合わせ履歴から再返信の頻度を出すと、追加費用を見込みやすくなります。解約時のFAQ・履歴の提供条件は、確認したページには掲載されていません。
出典:HELP YOU カスタマーサポート(2026年11月3日確認)。
画像を拡大(別タブ)CS STUDIO(アディッシュ株式会社)
SHAREDは対応件数に応じた従量型、RESERVEDは専用席を確保する固定費型です。同じサービスのなかで、件数を基準にするか、担当者の稼働枠を確保するかを選べます。金額は個別見積で、最低契約期間・稼働時間はサービスページに掲載されていません。
電話・メール・チャット・SNSを扱い、FAQの整備や運用改善も支援します。窓口を任せる範囲と、問い合わせを整理して回答方法を見直す範囲を、あわせて検討できます。契約形態を選ぶ際には月の件数に加え、どの時間帯に問い合わせが集中するか、どこまで即時対応が必要かを伝えます。
電話対応の料金包含と付随事務の範囲は個別確認です。また、FAQの整備を依頼できても、終了後の利用条件まで決まるわけではありません。解約通知の期限や資料・履歴の提供条件は非掲載のため、作成したFAQを自社でも継続利用したい場合は、契約前に合意しておきます。
出典:CS STUDIOのサポート代行(2026年11月3日確認)。
アルティウスリンク株式会社
商品・サービスの相談、予約・注文受付に加え、複数窓口の一元化や24時間365日の運営を案内しています。電話のほか、メール・チャットでの対応例も掲載。拠点ごとに分かれた窓口や時間外対応をまとめて設計する際に、業務範囲を比べやすいサービスです。
対応履歴の分析と運用品質の確認も扱い、公式の活用例には出荷処理・データ入力などの事務が含まれます。顧客への回答と後続の処理をつなぐ場合は、問い合わせ窓口からどのシステムへ情報を渡すかまで整理して相談できます。
料金・課金単位・最低契約期間は非掲載です。24時間運営や事務処理は対応可能な業務としての案内で、すべてが一律の料金に含まれるものではありません。必要な時間帯と同時入電数、事務の量をもとに費用を確かめます。契約終了時のマニュアル・履歴の提供条件も、公表ページでは確認できませんでした。
出典:アルティウスリンクのカスタマーサポート(2026年11月3日確認)。
画像を拡大(別タブ)トランスコスモス株式会社
電話・メール・チャット・SNSによる対応に加え、注文受付、テクニカルサポート、FAQ運用、バックオフィス支援を案内しています。窓口ごとに外注先を探す前に、顧客とのやり取りと事務処理をどこまでまとめるか整理できます。
有人対応とFAQ運用の両方を扱うため、どの質問は窓口で答え、どの質問は顧客が自分で調べられるようにするかも相談の対象です。問い合わせ対応を外注する費用と、FAQを整備・更新する費用を分けて示してもらうと、継続運用にかかる予算を把握できます。
料金・課金単位・最低契約期間は、確認したページでは非掲載です。対応時間も窓口ごとの確認が必要で、電話の待機、メールの返信期限、注文処理を同じ条件に揃えて費用を比べます。解約時のマニュアル・履歴の持ち出しについても一律の公開条件はないため、利用するツールと提供対象を契約書に明記してもらいます。
出典:トランスコスモスのコンタクトセンターサービス(2026年11月3日確認)。
株式会社ネオキャリア(BPOサービス)
顧客向けのカスタマーサポートや受付センターと、販売店・取引先向けの受発注窓口を扱っています。電話・チャット・メール対応、テクニカルサポートに加え、データ入力や営業サポート、事務も公式ページに掲載されています。
問い合わせを受けるインバウンドと、営業などの発信を行うアウトバウンドの両方を案内しているため、依頼時はどちらの業務かを分けます。たとえば取引先への納期確認と営業のフォロー電話では、必要な資料や判断基準が異なります。受電後の確認・入力まで頼む場合も、社内への伝達だけで終える場合と区別して伝えます。
料金は業務内容ごとの見積もりです。課金単位・最低契約期間・対応時間の一律の条件や、解約・引き継ぎの条件は、確認したページでは非掲載でした。電話とテキストを組み合わせる費用、事務処理に使う管理画面の権限、終了後に受け取れる履歴を依頼範囲とともに確かめます。
出典:ネオキャリアのBPOサービス(2026年11月3日確認)。
スクロール360(株式会社スクロール360)
EC・通販の問い合わせから受注、返品交換、発送に関わる業務まで扱います。電話・FAX・メール・チャット・LINE・Web・アプリに対応し、土日夜間も依頼可能です。顧客への回答と物流側への連絡をまとめる場合は、受注システムの操作も含めて範囲を整理できます。
料金は月6万円から(税別)。土日祝限定や1日1時間などのプランもありますが、下限料金に含む件数や全チャネル共通の課金単位は示されていません。最低契約期間と、解約時の資料提供条件も非掲載です。
正式契約後の本稼働は最短1.5〜2か月と案内されています。セールの問い合わせを任せるなら、開催日からこの準備期間を見込んで相談する必要があります。FAQの整備、受注システムへの接続、テストの予定を先に置き、通常月の一部業務から移すか、繁忙期の対応をまとめて依頼するかを決めると、開始日の調整がしやすくなります。
出典:スクロール360のコールセンター・カスタマーサポート代行(2026年11月3日確認)。

カスタマーサポートPlus(マーケティングアソシエーション株式会社)
従量・件数・席数の3方式を公開しています。従量は初期5万円・月3.5万円から、件数契約は初期5万円・月5万円から、席数契約は初期8万円・月35万円から。LPには税区分と最低契約期間の記載がありません。
月3.5万円からの従量プランは、電話またはメールが対象です。サービス全体ではチャット・LINE・SNS・SMSも扱いますが、この下限料金にすべてが含まれるわけではありません。入力などの関連業務も、選ぶプランに応じて範囲を確かめます。
料金欄の稼働条件は平日で、別の箇所では24時間365日の対応も案内されています。休日夜間を任せる場合は、公開料金との差額を含む見積もりが必要です。開始は最短10日としていますが、資料の準備や業務の難しさで変わります。解約時のマニュアル・履歴の提供条件は非掲載のため、開始までの準備と終了時の引き継ぎの両方を契約前に決めます。
出典:カスタマーサポートPlus(2026年11月3日確認)。
おてがるサポート(株式会社Kuqulu)
スタートパックは月9,800円+1件590円、おてがるプラスは月49,800円から。税込・初期費用0円で電話とメールを扱い、プラスではCRM操作なども案内しています。土日祝はオプションで、業務の対応時間は契約時に確かめます。
FAQでは受電・架電・エスカレーション・メール送信などをそれぞれ1件と数えます。同じ相談で折り返しや社内への連絡が続けば、相談件数と請求件数は一致しません。過去のやり取りを料金表に当てはめる際は、応対の動作ごとに数える必要があります。
契約は1か月単位の自動更新ですが、規約とFAQ等では解約通知の期限・終了月の表現に差があります。希望終了日に間に合う通知日を書面で確かめてください。規約には録音の非提供、同社保有のテンプレート・マニュアル等の権利帰属、終了後の対応内容の照会不可を記載。引き継ぎたい成果物は、自社から渡す資料と分けて合意します。
出典:料金・FAQ・利用規約・特定商取引法に基づく表記(2026年11月3日確認)。販売事業者の表記に基づき、運営会社を株式会社Kuquluとしています。
自社に合うCS代行を選ぶ6つのポイント
1. 問い合わせが来るチャネルから絞る
メールとLINEが中心なら、両方を同じ窓口で扱えるかを確かめます。電話については件数に加え、すぐに応答する必要があるかで、待機体制を置くかどうかが変わります。
見積もり依頼には、利用中のメールサービス、LINE公式アカウント、チャットのツール名を書きます。既存アカウントを使うのか、委託先の環境へ移すのかで、初期設定と解約時の作業が変わります。メールのみの問い合わせ代行、有人チャット代行の費用、メール対応代行の料金もチャネルごとの検討に使えます。
2. 月の件数と、1件の数え方を揃える
月ごとの件数に変動があるなら基本料と従量の組み合わせを、件数が安定しているなら件数帯の固定費を検討します。電話の待機や同時対応が必要な場合は席数も比較対象です。件数とともに、1件の調査や事務にかかる時間を伝えてください。
たとえば、1人の顧客から届く相談に、初回返信・確認の連絡・回答の再送が必要だったとします。これを1案件と数える契約と、返信ごとに数える契約では請求が変わります。過去の履歴から代表的なやり取りを数件選び、各社に同じ例で算定してもらうと比較できます。少量からの依頼は小規模CS代行の選び方も参考になります。
3. 必要な対応時間と、持ち越せる仕事を決める
平日日中に回答すればよい問い合わせと、夜間・土日も対応が必要な問い合わせを分けます。時間外に任せたいのは受付か、一次回答か、注文変更などの処理までか。ここまで決めると必要な稼働時間を伝えられます。
「24時間対応」の表記があっても、人が回答する時間と自動の受付通知だけを返す時間は区別して確かめます。翌営業日に持ち越せる案件と、緊急に社内へ連絡する案件の例を渡しておくと、夜間の対応範囲も具体的に決められます。
4. 返信後の事務まで任せられるかを確かめる
返信後に注文変更や請求処理が続くなら、その作業まで委託できるかを確かめます。顧客への返事は任せても、社員が毎回管理画面を開いて変更する契約では、処理の負担が残るためです。
「注文番号で検索→変更可能か確認→登録→顧客に連絡」のように、依頼する作業を操作単位で書きます。返金承認など、社内に残す判断も同じ資料に書いておきます。ECの業務はECカスタマーサポートの外注で詳しく解説しています。
5. 担当交代と未着手の案件をどう扱うかを見る
退職や欠員への備えとして外注するなら、担当者が休んだ日に誰が引き継ぐかを聞いてください。複数名で受ける体制と、各担当者が同じマニュアルを使えることの両方が必要です。
割り当てられたまま着手されない案件も想定します。誰へ連絡するか、いつ別担当へ移すか、社内の判断者へ相談する期限を決めます。運用レポートの見本では、未解決の件数と止まっている理由が分かるかを見てください。
6. 契約期間と、やめるときの条件を確認する
内製化や委託先変更に備え、資料・履歴の受け渡し条件は契約前に決めます。最低契約期間が短くても、解約通知の締切を過ぎれば次の更新まで終えられない場合があります。更新単位、通知期限、違約金、引き継ぎ作業の費用を、それぞれ書面で確かめてください。
資料も一括りにしません。自社から渡した商品資料、委託先が元から持つテンプレート、運用中に作ったFAQ、対応履歴、録音では、権利と提供条件が違うことがあります。「データは残ります」という説明だけで終えず、どの形式で、いつ、誰が出力するかまで決めます。
契約前
資料・FAQ・履歴ごとに、所有者と引き渡し対象を一覧にする。
運用中
更新した回答ルールを共有し、自社でも履歴を確認できる状態にする。
終了時
合意した形式で受け取り、未解決案件とアクセス権を引き継ぐ。
見積もりで聞くことリスト
次の10項目を依頼書にして、候補の2〜3社へ渡してください。各社の回答を並べると、費用の差がどの業務や条件によるものかを比較できます。
- 通常月と繁忙月の件数、1件の定義は揃っているか
- 基本料・件数料金・初期費用を足した総額はいくらか
- 電話、再返信、FAQ外の回答は追加料金か
- 標準の対応時間と、夜間・休日の扱いは何か
- 注文変更や請求書再発行などの事務は含むか
- 既存ツールを使えるか。追加の利用料は誰が払うか
- 担当者の欠員時と、未着手案件を引き継ぐルールはあるか
- 最低期間・自動更新・解約の通知期限・違約金はどうなっているか
- マニュアル・履歴・録音の提供対象、形式、費用は何か
- 社内で判断する案件の連絡先と、テスト運用の合格条件は決まっているか
CS代行のメリットと、外注しても残る仕事
CS代行では、委託した業務を担う人の採用・教育・欠員補充を外部へ任せられます。回答ルールが共有されれば、担当交代のたびに自社で説明し直す負担も減ります。繁忙期に合わせて対応量を増やせる契約なら、社内の人数を常に繁忙期に合わせておく必要もなくなります。
ただし、外注後も商品情報の更新と例外判断は残ります。新しいキャンペーンの条件を伝えなければ、委託先は古い情報で回答してしまいます。返信速度だけを見ていると、誤案内や再問い合わせが増えたことにも気づきにくくなります。
| 期待すること | 起こり得る問題 | 先に決める対策 |
|---|---|---|
| 社員の対応時間を減らす | 毎回社内へ判断が戻る | 委託先が回答・処理できる範囲を明文化 |
| 担当交代の負担を減らす | 委託先の特定担当に知識が集中 | 複数名の体制と更新済みマニュアルを確認 |
| 品質を揃える | 返信速度だけで評価する | 回答の正確さ、再問い合わせ、修正も点検 |
| 社内に知識を残す | 履歴やFAQを取り出せない | 権利・出力形式・引き渡し期限を契約で合意 |
社内には運用の責任者を置きます。開始当初は実際の返信を読み、誤案内があれば委託先と回答ルールを直してください。CS外注の品質を確認する方法やクレーム対応を外注する際の分担も、契約前の準備に役立ちます。

相談から運用開始までの流れ
開始までの期間は、FAQの整備やツールの権限設定、テストにかかる時間で変わります。最短日数の比較だけで依頼先を決めず、いつまでに何を渡せば開始できるかを確認してください。
棚卸し・相談
件数、チャネル、時間帯、関連事務、社内の判断者を整理。
見積もり・契約
総額と対象範囲、解約と引き継ぎ条件を合意。
準備・テスト
FAQ・権限を整備し、通常の質問と例外案件を試す。
本稼働・見直し
履歴と未解決案件を点検し、回答ルールを更新。
公開された開始目安には幅があります。HELP YOUは最短2週間〜1か月、スクロール360は正式契約後最短1.5〜2か月、カスタマーサポートPlusは最短10日と案内しています。起算点や準備条件が揃っていないため、単純な速さの順位にはできません。出典:HELP YOU・スクロール360・カスタマーサポートPlus(2026年11月3日確認)。
相談前に用意するのは、直近の件数、チャネルの一覧、個人情報の扱いを整理した問い合わせ履歴、返金や例外を判断するルールです。FAQが完成していなくても、どの部分の整備を依頼するかを明確にできます。管理画面へのアクセスは、必要な権限だけを付与し、終了時の削除担当も決めておきます。
内製か外注か迷ったときの判断
商品や契約について毎回判断が必要な業務は社内に残し、定型回答や入力から外注する方法があります。回答ルールが揃っていて、採用や欠員補充に時間を取られているなら、窓口の運用をまとめて任せる方法もあります。
費用を比べる際は、外注後に社員が承認や教育に使う時間も見積もります。内製と外注の比較、CSの人手不足への対応、スタートアップのCS立ち上げで、段階ごとの考え方を整理しています。

候補を絞ったら、同じ条件で見積もりを取る
メール・LINE中心なら件数とテキスト対応の範囲を、電話中心なら必要な待機時間と同時対応数を確認します。ECでは、問い合わせ後の受注・返品処理まで含めて検討してください。残った2〜3社に同じ履歴と依頼書を渡し、総額と社内に残る仕事を比べると判断しやすくなります。
本記事は株式会社wrenが運営し、ゼンナゲCSは当社のサービスです。問い合わせと付随事務をまとめて任せたい方に向け、ゼンナゲCSのサービスページで範囲と料金の考え方をご案内しています。個別の件数や対応体制は相談フォームからお知らせください。
調査方法・更新履歴
調査日は2026年11月3日です。問い合わせ対応を扱い、公式サイトでサービス内容を確認できる9社を対象としました。電話の取次専業や、カスタマーサクセスのみを扱うサービスは今回の比較対象に含めていません。掲載は網羅調査や順位付けではなく、用途・課金方式の違いを確認するための選定です。
料金は各社の表示を維持し、税区分が明示されないものは補っていません。対応できる業務と、掲載金額に含む業務は区別しています。最低契約期間・引き継ぎ等の「記載なし」は、リンクした確認ページに記載を見つけられなかったことを指します。非公開の契約条件を調査したものではありません。料金相場の統計は2026年10月9日の別調査で、換算方法と元データは調査ページで公開しています。
更新履歴:2026年11月3日、公式ページを確認して初版を作成。11月4日、各社の紹介と選び方の説明を整理し、公式ページの画面引用と業務場面の写真を追加。









