カスタマーサポート代行の費用は、「件数帯 × チャネル × 対応時間帯」 の3点でほぼ決まります。ざっくりした目安は次のとおりです(公開料金からの換算は2026年10月調査、ほかは調査時点: 2026年7月)。
- 月額固定型: 月300件規模(約3席)で月25万円〜、月1万件規模(約15席)で月600万円〜。
- 公開料金から換算した1件あたり: 月100件で中央値約625円、月300件で中央値約566円(料金を公開しているCS代行5社)。
- 軽量プラン(メール・チャットのみ): 月2〜4万円前後。
- 従量課金型: メール・LINEで1件100円〜、電話込みで1件300〜1,000円。
- 初期費用: 教育・マニュアル整備で20〜50万円。
つまり「相場はいくらか」だけを見ても意味は薄く、自社の月間件数と、どのチャネルを・何時から何時まで任せるかを決めて初めて費用が定まります。以下で料金体系ごとに分解し、件数帯別の目安表、費用を左右する要因、コストを抑えるコツの順に解説します。
カスタマーサポート代行の料金体系にはどんな種類があるか?
カスタマーサポート代行の料金体系は、主に「月額固定型」と「従量課金型」の2種類にチャネルをメール・チャットに絞った軽量プランが加わり、月額固定型は月300件規模(約3席)で月25万円〜、従量課金型はメール・LINEで1件100円〜・電話込みで1件300〜1,000円、軽量プランは月2〜4万円前後が目安です(調査時点: 2026年7月)。
成果報酬型を含めた5つの体系の違いと、件数から選ぶ順番はCS外注の料金体系5種にまとめています。
月額固定型
- 対応件数にかかわらず毎月一定額を支払う
- 件数が読める・多いほど1件あたり単価が下がりやすい
- 月300件規模(約3席)で月25万円〜が目安
従量課金型
- 対応した件数に応じて課金される
- 件数が少ない・変動が大きい場合にコストを抑えやすい
- メール・LINEで1件100円〜、電話込みで1件300〜1,000円が目安
月額固定型
対応件数にかかわらず、毎月一定額を支払う形式です。件数がある程度読める、あるいは件数が多いほど1件あたりの単価が下がりやすいのが特徴です。相場は月10万〜50万円程度からとされ(アスピック、ECのミカタ)、席数(オペレーター人数)が増えるほど月額も比例して上がります。目安として、月300件規模(約3席)で月25万円〜、月1万件規模(約15席)で月600万円〜です。一方、料金を公開しているCS代行5社の料金表を当社が集計したところ、月額を件数で割った1件あたり料金の中央値は月100件で約625円、月300件で約566円でした(2026年10月調査、CS代行・オンラインアシスタント料金相場2026)。公開料金で比べられるのは月500件までの料金表で、それより多い件数は見積もりを取って比べることになります。
従量課金型
対応した件数に応じて課金される形式です。件数が少ない、または月ごとの変動が大きい場合にコストを抑えやすいのが利点です。相場はメール・LINEで1件100円〜、電話を含むと1件300〜1,000円程度とされています(Tayori、PRONIアイミツ)。件数が増えるほど総額が読みにくくなるため、件数が安定してきたら固定型への切り替えを検討するのが定石です。「1件」のカウント定義や最低利用料金といった、従量課金ならではの読み方は従量課金型のサポート代行で個別に整理しています。
軽量プラン(メール・チャットのみ)
チャネルをテキストに絞った定額の軽量プランもあります。相場は月2〜4万円前後(アスピック)。ECの実例では、平日100件までで月¥55,000、平日+休日対応で月¥75,000といった料金設定が見られます(ECのミカタ)。電話を外すだけで単価が大きく下がるため、まず小さく外注を始めたい場合の入口になります。チャネル別の単価は、メールに絞った場合をメール対応代行の料金相場に、有人チャットの場合をチャット対応代行の費用相場に分けて整理しています。
なお、いずれの体系でも初期費用として20〜50万円程度が別途かかるとする解説が多く見られます(HELP YOU、PRONIアイミツ)。これはオペレーターの教育とマニュアル整備の費用で、自社仕様の品質を作り込むほど工数が増えます。料金ページで初期費用の金額を公開していたCS代行4社では、0円〜100,000円でした(2026年10月調査)。
カスタマーサポート代行の月額はいくらか?
カスタマーサポート代行の月額は、月額固定型で月10万〜50万円程度から、月300件規模(約3席)なら月25万円〜、月800件規模(約3〜6席)なら月25万〜50万円前後が目安です(調査時点: 2026年7月、テキスト中心・営業時間内対応を前提とした概算)。月間の問い合わせ件数からレンジを整理すると次のようになります。
| 月間件数 | 想定席数 | 月額レンジの目安 |
|---|---|---|
| 〜300件 | 約1〜3席 | 月10万〜25万円前後 |
| 〜800件 | 約3〜6席 | 月25万〜50万円前後 |
| 1,000件超 | 約6席〜 | 月50万円〜(件数に比例して増加) |
このレンジはあくまでテキスト中心・営業時間内の概算です。電話対応や24時間・休日対応、専門性の高い業種が加わると、同じ件数でも金額は上振れします。
問い合わせ対応の費用や外注費用は、代行の費用と何が違うのか?
「カスタマーサポート代行の費用」「問い合わせ対応の費用」「カスタマーサポートの外注費用」は呼び方が違うだけで指しているサービスはほぼ同じで、費用は件数帯 × チャネル × 対応時間帯で決まり、月額固定型は月25万円〜、メール・チャットのみの軽量プランは月2〜4万円、従量課金型は1件100円〜が共通の目安です(調査時点: 2026年7月)。呼び方で相場が変わるわけではないので、まずは自社の月間件数と任せたい範囲を決めるのが先決です。
- 「問い合わせ対応 代行」の費用として調べている場合は、依頼できる業務範囲(一次受け・切り分け・エスカレーション)ごとの料金の考え方を問い合わせ対応代行とは?依頼できる業務範囲・料金・選び方に整理しています。
- 「外注費用」として内製と比べたい場合は、採用・教育・シフト管理まで含めた総額での比較をカスタマーサポート外注の費用にまとめています。外注費そのものだけでなく、内製時の人件費まで含めて判断するのがポイントです。
カスタマーサポート代行の費用は何で決まるか?
カスタマーサポート代行の費用は、チャネル数・対応時間帯・電話の有無・専門性(規制業種)・初期構築の深さの5つで決まり、同じ「月300件」でも見積もりが数倍変わります。テキスト1件100円前後に対して電話込みは1件300〜1,000円と、電話の有無がもっとも単価に効きます(調査時点: 2026年7月)。
主な変動要因は次の5つです。
- チャネル数: メール・チャット・電話・SNSと増えるほど、人員体制と管理コストが上がります。テキストに絞るほど安くなります。
- 対応時間帯: 営業時間内のみか、夜間・休日・24時間かで人員シフトのコストが大きく変わります。
- 電話の有無: 電話は同時対応が難しく、チャネルの中で最も単価が上がりやすい領域です(テキスト1件100円前後に対し、電話込みは1件300〜1,000円)。
- 専門性・規制業種: 金融・医療・法務など、正確性や有資格者が求められる領域は単価が上がります。
- 初期構築の深さ: マニュアルやFAQの整備、既存ツールとの連携をどこまで作り込むかで初期費用(20〜50万円)が変動します。
費用を抑える3つのコツ
- チャネルをテキストに絞る: 電話を外し、メール・チャット中心にするだけで1件あたり単価を大きく下げられます。電話は「本当に必要な範囲」に限定するのが有効です。電話を含めずテキストだけで任せる場合の頼み方はノンボイス(メールのみ)で任せる問い合わせ代行にまとめています。
- 件数帯に合った体系を選ぶ: 件数が少なく変動が大きいうちは従量課金型、件数が安定・増加してきたら月額固定型へ、という切り替えで無駄を減らせます。
- 一次対応を自動化・省力化する: よくある質問はFAQやテンプレートで一次対応を圧縮し、人が対応する件数そのものを減らすと、件数連動のコストを抑えられます。AIで返信ドラフトを生成し人がレビューする運用も、対応時間の短縮に有効です。安さと引き換えに品質を落とさないためのレビュー体制の作り方はCS外注の品質はどう担保するかで整理しています。
外注費そのものではなく、内製した場合の人件費・採用費まで含めた総額で比べたい場合はカスタマーサポート外注の費用を参照してください。内製か外注かの判断軸そのものはカスタマーサポートは内製すべきか外注すべきかに、採用が追いつかず外注を検討している場合は採用・自動化・外注を並べたカスタマーサポートの人手不足を解決する4つの手段に、それぞれ整理しています。
返信代行の料金はいくらか?ゼンナゲCSの例(月額80,000円〜)
ゼンナゲCSの返信代行の料金は、月額80,000円(税抜)からの月額固定です。ゼンナゲCSは株式会社wrenが提供するカスタマーサポート代行で、AIが返信ドラフトを生成し、専門オペレーターが必ずレビュー・承認してから送信します(human-in-the-loop)。問い合わせ量の帯(月300件まで・800件まで・2,000件まで)でプランが分かれ、対応チャネルの数とエスカレーションの範囲で金額が変わります(2026年9月時点)。
AIが単独で顧客へ返信することはありません。現在の件数と対応体制を伺ったうえでお見積もりします。プランの内訳はゼンナゲCSの料金に、依頼はお問い合わせからどうぞ。
まとめ
カスタマーサポート代行の費用は「相場いくら」で語れるものではなく、件数帯・チャネル・対応時間で決まります。まず自社の月間件数と任せたい範囲を決め、件数が読めないうちは従量課金型、安定・増加してきたら月額固定型、という順で選ぶのが失敗しにくい進め方です。電話を含めるかどうかが単価に大きく効くため、チャネル設計とセットで検討してください(本記事の相場は調査時点: 2026年7月。公開料金からの1件あたりの換算と初期費用の公開額は2026年10月調査)。
件数・チャネル・対応時間帯の3点が決まっていれば、その条件での概算をお出しします(ご相談はこちら)。
