カスタマーサポート代行の費用は、「件数帯 × チャネル × 対応時間帯」 の3点でほぼ決まります。ざっくりした目安は次のとおりです(調査時点: 2026年7月)。
- 月額固定型: 月300件規模(約3席)で月25万円〜、月1万件規模(約15席)で月600万円〜。1件あたりに換算すると約100〜200円。
- 軽量プラン(メール・チャットのみ): 月2〜4万円前後。
- 従量課金型: メール・LINEで1件100円〜、電話込みで1件300〜1,000円。
- 初期費用: 教育・マニュアル整備で20〜50万円。
つまり「相場はいくらか」だけを見ても意味は薄く、自社の月間件数と、どのチャネルを・何時から何時まで任せるかを決めて初めて費用が定まります。以下で料金体系ごとに分解し、件数帯別の目安表、費用を左右する要因、コストを抑えるコツの順に解説します。
料金体系は大きく2種類(+軽量プラン)
カスタマーサポート代行の料金は、主に「月額固定型」と「従量課金型」に分かれます。成果報酬型を含めた5つの体系の違いと、件数から選ぶ順番はCS代行の料金体系を徹底整理にまとめています。
月額固定型
対応件数にかかわらず、毎月一定額を支払う形式です。件数がある程度読める、あるいは件数が多いほど1件あたりの単価が下がりやすいのが特徴です。相場は月10万〜50万円程度からとされ(アスピック、ECのミカタ)、席数(オペレーター人数)が増えるほど月額も比例して上がります。目安として、月300件規模(約3席)で月25万円〜、月1万件規模(約15席)で月600万円〜、1件あたり換算で約100〜200円です。
従量課金型
対応した件数に応じて課金される形式です。件数が少ない、または月ごとの変動が大きい場合にコストを抑えやすいのが利点です。相場はメール・LINEで1件100円〜、電話を含むと1件300〜1,000円程度とされています(Tayori、PRONIアイミツ)。件数が増えるほど総額が読みにくくなるため、件数が安定してきたら固定型への切り替えを検討するのが定石です。
軽量プラン(メール・チャットのみ)
チャネルをテキストに絞った定額の軽量プランもあります。相場は月2〜4万円前後(アスピック)。ECの実例では、平日100件までで月¥55,000、平日+休日対応で月¥75,000といった料金設定が見られます(ECのミカタ)。電話を外すだけで単価が大きく下がるため、まず小さく外注を始めたい場合の入口になります。チャネル別の単価は、メールに絞った場合をメール対応代行の料金相場に、有人チャットの場合をチャット対応代行の費用相場に分けて整理しています。
なお、いずれの体系でも初期費用として20〜50万円程度が別途かかるのが一般的です(HELP YOU、PRONIアイミツ)。これはオペレーターの教育とマニュアル整備の費用で、自社仕様の品質を作り込むほど工数が増えます。
カスタマーサポート代行の月額はいくらか?
月額固定型で月10万〜50万円程度から、月300件規模(約3席)なら月25万円〜が目安です。月間の問い合わせ件数からレンジを整理すると次のようになります(調査時点: 2026年7月、テキスト中心・営業時間内対応を前提とした概算)。
| 月間件数 | 想定席数 | 月額レンジの目安 |
|---|---|---|
| 〜300件 | 約1〜3席 | 月10万〜25万円前後 |
| 〜800件 | 約3〜6席 | 月25万〜50万円前後 |
| 1,000件超 | 約6席〜 | 月50万円〜(件数に比例して増加) |
このレンジはあくまでテキスト中心・営業時間内の概算です。電話対応や24時間・休日対応、専門性の高い業種が加わると、同じ件数でも金額は上振れします。
費用を左右する5つの要因
同じ「月300件」でも見積もりが数倍変わることがあります。主な変動要因は次の5つです。
- チャネル数: メール・チャット・電話・SNSと増えるほど、人員体制と管理コストが上がります。テキストに絞るほど安くなります。
- 対応時間帯: 営業時間内のみか、夜間・休日・24時間かで人員シフトのコストが大きく変わります。
- 電話の有無: 電話は同時対応が難しく、チャネルの中で最も単価が上がりやすい領域です(テキスト1件100円前後に対し、電話込みは1件300〜1,000円)。
- 専門性・規制業種: 金融・医療・法務など、正確性や有資格者が求められる領域は単価が上がります。
- 初期構築の深さ: マニュアルやFAQの整備、既存ツールとの連携をどこまで作り込むかで初期費用(20〜50万円)が変動します。
費用を抑える3つのコツ
- チャネルをテキストに絞る: 電話を外し、メール・チャット中心にするだけで1件あたり単価を大きく下げられます。電話は「本当に必要な範囲」に限定するのが有効です。
- 件数帯に合った体系を選ぶ: 件数が少なく変動が大きいうちは従量課金型、件数が安定・増加してきたら月額固定型へ、という切り替えで無駄を減らせます。
- 一次対応を自動化・省力化する: よくある質問はFAQやテンプレートで一次対応を圧縮し、人が対応する件数そのものを減らすと、件数連動のコストを抑えられます。AIで返信ドラフトを生成し人がレビューする運用も、対応時間の短縮に有効です。
外注費そのものではなく、内製した場合の人件費・採用費まで含めた総額で比べたい場合はカスタマーサポート外注の費用を参照してください。
見積もりを比較する材料:ゼンナゲCSの料金の決まり方
比較検討の材料として、当社が自社運用するCS運用代行「ゼンナゲCS」もご紹介します。ゼンナゲCSは、**AIが返信ドラフトを生成し、専門オペレーターが必ずレビュー・承認してから送信する(human-in-the-loop)**枠組みで、問い合わせ対応を運用代行するサービスです。AIが単独で顧客へ返信することはありません。
料金は、問い合わせ件数・チャネル・対応時間帯に応じて個別にお見積もりします。現時点では公開しておりませんので、カスタマーサポート代行の対応範囲と料金の決まり方をご確認のうえ、お問い合わせください。
まとめ
カスタマーサポート代行の費用は「相場いくら」で語れるものではなく、件数帯・チャネル・対応時間で決まります。まず自社の月間件数と任せたい範囲を決め、件数が読めないうちは従量課金型、安定・増加してきたら月額固定型、という順で選ぶのが失敗しにくい進め方です。電話を含めるかどうかが単価に大きく効くため、チャネル設計とセットで検討してください(本記事の相場は調査時点: 2026年7月)。
件数・チャネル・対応時間帯の3点が決まっていれば、その条件での概算をお出しします(ご相談はこちら)。
